映画は心の栄養だ!キフォー!の日々を綴ります。
キフォーは、みんなのワクワクを作る場所。

2017年7月11日火曜日

第3回こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>無事に閉幕しました!

20161125日、26日に那覇市若狭公民館で開催され、大盛況で無事閉幕した
第3回こども国際映画祭in沖縄<KIFFO(キフォー)>を振り返ります!

まずはオープニングセレモニー♪
こどもスタッフは自分の特技を活かしたり、赤い風船の旅のアニメーションをモチーフにした演出に挑戦しました。




ディレクター宮平の挨拶では本祭までの活動を報告しました。

映画祭を立ち上げたのは、こども達が多感な時期に、年代、肌の色、住んでる地域の違う人たちとふれ合い、映画を通して自分と違う世界を体験し、色々な人と繋がってほしいからです。真喜屋監督のクリエイティブワークショップでは『失敗してもいい、好きなことを表現しよう』ということを学びました。

2016年のKIFFOには3つの挑戦がありました。
1、KIFFOcafé
2、KIFFO本祭まで、こどもが知りたいことをポジティブに行う
3.高校生スタッフ テンプラス発足 こどもスタッフと大人スタッフの橋渡し。

特に、テンプラスのメンバーは、ディレクター不在の記者会見で頑張ってくれました。
こども国際映画祭の第二回から、大人ワークショップを開いています。
今年は、 こども達の自己表現力を引き出す力効果的な方法などを学びました。」

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『いっしょの目線で』ドイツからエフィ・ゴールドブルナー&アヒムドルホフ監督のビデオメッセージ 

《要約》
『いっしょの目線で』では、二人の争いとふれ合いが描かれています。二人の旅(journey)をどうぞ楽しんで下さい。Have Fun!

那覇市教育長からは「こども国際映画祭in沖縄は、沖縄のこども達の文化、キャリア教育の貴重な機会です。」と激励をいただきました。

★KIFFOのグランプリ作品を審査する方法★
2016KIFFOの審査員は4~中34人。1日かけて全作品を観て、翌日1日かけて話し合いをして決めます。同数の場合、高校生スタッフテンプラスの1票が入ります。


『あぜみちジャンピンッ!』上映後には西川文恵監督が登壇してトークと質疑応答が行われました。

西川監督の作品解説
映画のテーマ は、違う文化。自分自身が海外で勉強したとき、言葉と文化の壁を感じた。その地域に馴染んだら、日本に帰って来て疎外感を感じた経験から、違う文化の交わりを映画のテーマにしている。
この映画では、字幕をつけているので健常者と障がい者の世界を行き来する感覚で観られる。日本語字幕をつけた上映を、全ての劇場で実施しており、健常者と障がい者に同じ空間で観てもらうことを大事にしている。(要約)」

作品について語る西川監督(右端)
説明を追加
 手話によるトークの通訳


おとなスタッフ・高校生スタッフ・こどもスタッフ
みんなで力を合わせたらできないことなんてない!







グランプリは『いっしょの目線で』に決定!!!

【こども審査員講評】
こども審査員の投票は、1ー1ー2から1ー3 に。
それから審査委員長と副審査委員長のバトルがありました。
全員が納得いくよう話し合いました。




【審査員長・中学3年生・女子】
『あぜみちジャンピンッ!』の主人公の女の子に共感した。
女子中学生ならではの関係。
障がい者を差別してはいけない、やりたいことは全部やる。
骨折したりなが家に帰るシーンでは、雨が降り出してその前と後で境界線があり頭から離れない
審査は難しくてハードスケジュールだった。
普通に生まれた有り難さを感じた。
中学生最後に審査員になって楽しかった、やってよかった。

【副審査員長・小学5年生・男子】
『いっしょの目線で』
二人が幸せそうで、だんだんポジティブになってくのが良かった。
でも後半で親子でないとわかって二人の苦労が水の泡になる。

討論が白熱して疲れた。

【審査員・小学4年生・女子】
感動が多い作品の中で、
『ペリカンマン』は 最後がどうなるかわからずドキドキした。
『あぜみちジャンピンッ!』 登場人物が見分けつかなかった。
『いっしょの目線で」 仲の良い二人が一緒に暮らせるようになってよかった。


【審査員・小学4年生・女子】
『ペリカンマン 』大人からこどもまで楽しめる作品でよかった。
他の2作品は他のこどもの客には難しいと思った。
また他の作品が悲しい場面が多い。
委員長と副委員長の戦いがすごかった 。


【ディレクター宮平の講評】
今回は色んな思いがあって3作品を選びました。
どれがグランプリでもおかしくない作品ばかりです。
3年目の挑戦としてテンプラス高校生スタッフを結成しました。
ワークショップではこどもにリテラシー、理解力をつけてほしいと取り組んみました。

今年は戦後最悪の障がい者殺傷事件後が起こりました。そんな悲惨な事件があって、映画の光について考えました。3作品をとおして色々考えるのが映画の良さです。
こどもワークショップでは嬉しいことがありました。
10年後のKIFFOを考えてもらったら
こどもがKIFFOのおかげで戦争がなくなっていると予想した子がいたのです。

5月に事務局が発足してから、10年分に感じるくらい濃密な時間を過ごした。

今年は、こどもスタッフは1日だけ参加でしたが、2日目も来たいという子がいて、こども達も自分が必要とされていることが嬉しいんだとわかりました。

こともは人間、不完全で自由、こどものことを考えると人間の本質になる
こども映画祭は人間の映画祭と今年初めて気づけました。
これからも続けていける!と信じています。






本祭終了後、こどもスタッフに宮平Dからのメッセージが送られました。

ーーー宮平Dよりこどもスタッフへーーー
映画祭は映画づくりといっしょで一人ではできません。
来年も会えたら嬉しいね。
何年かたってKIFFOの思い出が特別なものになるようにしていこう。
みんなは自由だから心配ない。
自分の中の感性に耳を傾けて、自分の好きなことを自分でデザインする、自分の心を大事に、友達の心も大事にしてください。



夏から本祭まで、また本祭の1日目と2日目にかけても
こどももおとなも成長できた2016KIFFOに
多くのご来場ありがとうございました!!


第4回こども国際映画祭in沖縄<KiFFO>も
応援よろしくお願いします!